Sep 18, 2017
遠州三山めぐり ~法多山のだんご茶屋~
『静岡緑茶ガイド』にて、“ティーレポーター”を務める谷口史恵と申します。
今月の緑茶レポートをご覧ください。
残暑の残る9月の週末、涼を求めて法多山に行ってきました。
(法多山 HP→http://www.hattasan.or.jp/)
国の指定重要文化財「仁王門」の前に立つと朝日がまぶしく照らします。
ミンミンゼミの鳴く参道には、樹齢数百年とおぼしき木々が茂り、炎天から守ってくれます。
暑さから解放され、ほっとする瞬間です。
法多山尊永寺は、高野山真言宗の別格本山で、俗に厄除観音と呼ばれています。
厄除団子でも有名ですね。お参りの際に立ち寄っていただきたいのが、山門から10分ほどの「だんご茶屋」です。
本堂までは15分かかるので、この日は、店内用のチケットを先に購入し、お参りの帰りに寄りました。
こちらのペースでお参りに来たつもりが、2歳の子の歩くペースと大人の歩くペースでは、歩幅から目に 入る世界までまったく違うものなのだと改めて気づかされます。
看板にあった目安の時間より大分多く時間がかかってしまいました。
いよいよ楽しみなお茶の時間です。
店内に入り、チケットを渡して厄除だんごと袋井産のお茶を受け取りました。一皿200円で、お茶付きです。
席は空調のきいた店内、自然を体感できる屋外席があります。
温かいお茶と冷茶のどちらもいただけるので、両方を頼み子どもと半分にしました。
どちらも旨渋みの感じられるほっとするお味です。
法多山では、毎月1度「お茶湯日」があり、縁日限定の「茶だんご」の販売をしています。
次回は9月20日。数に限りがあり、売り切れ次第終了となるようです。
以前、朝参りに来たときにお茶だんごをいただいてみましたが、
地元袋井産のお茶が生地に使われていて、とてもおいしいですよ。
季節の変わり目で、体調をくずしやすいときでもありますが、
風邪予防にお茶を飲んで、歩いて健康に秋を迎えられるといいですね。
(静岡緑茶ガイド ティーレポーター・谷口史恵)